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1on1が形骸化していませんか? 成功するマネジャーの新習慣

執筆者の写真: 原みどり原みどり

信頼と成長を叶える:2025年版1on1ミーティング成功の秘訣 シリーズ 第1回


上司が主導する1on1は、もう時代遅れ? 2025年、マネジャーに求められるのは、部下と“共に成長する”対話力。“気づき”を引き出し、関係を深める1on1ミーティングの基本から、実践的なテクニックまで、全6回のシリーズで徹底解説!





1on1が形骸化していませんか? 成功するマネジャーの新習慣

 

 

失われた30年VUCAの時代と言われ続けてきました。そして今、2025年問題、米国の新政権による世界秩序の変化、止まらぬ異常気象、食料不足や物価高といった課題が山積。いまだ癒え切れないコロナ禍の影響もあり、若い世代のメンタルヘルス問題は深刻さを増しています。


私たちは、次々と新たな課題に直面し、働く環境もめまぐるしく変わっています。


一方で、変わらないものもあります。

それは——マネジャーの忙しさと人を育てる難しさ


「こんな状況で、1on1に時間なんてかけられない」

「そもそも、1on1って本当に効果があるの?」


そんな声も聞こえてきます。


ですが、嘆いてばかりはいられません。今こそ、マネジャー自身の主体性と適応力が問われています。


1on1は、マネジャーとメンバーが定期的に対話する場ですが、その関係は単純ではありません。例えば、氷河期世代とZ世代非デジタルネイティブとデジタルネイティブ評価する側と評価される側——異なる属性を持つ者同士が向き合う場でもあります。


しかし、マネジャーとメンバーの成功は相関関係にあり対立するものではなく同じ目標を目指す「チーム」なのです


私自身をふり返ると、1on1ミーティングは単なる業務の一環ではなく、キャリアの岐路となる重要な場面でした。万能なアプローチは存在しませんが、本シリーズを通じて、私がつまずきながらも得てきた1on1のノウハウを余すことなくお伝えしていきます。


不透明な時代において、自らのマネジメントスキルを進化させたいと願うすべてのマネジャーへ——このガイドが最適な道しるべとなることを願っています

         

本シリーズでは、上司➡マネジャー 部下➡メンバー

 

 

About ME


🔹 はじめまして


ダイアリー式メンター Hara、原みどりです。よろしくお願いします🤗


人材育成コンサルタント / プロフェッショナルメンター

上智大学卒、MBA取得後、デ・ビアス社、GEキャピタルを経て独立。

1,000名超のメンタリング実績 を持ち、経営層やマネジャー層の成長を支援。 


 🔹 わたしの前日譚


「あんな時代もありました」— 駆け出しマネジャーの悪戦苦闘


M&A直後、社運をかけたプロジェクトを率いるべく転職。初日から業務量とスピード感に圧倒された。


メンバーは全員はじめまして、業務知識もゼロからのスタート。出張が常態化し、不在の間も日本の業務時間が始まれば連絡が途切れない。1日で日帰り出張を数回こなすこともあった。手いっぱいで、個々のメンバーに気を配る余裕などない。 


そんな中、1on1ミーティングの実施が管理職の査定項目として義務づけられていた。「ギャーッ!なんとかして!」心の中で叫びたくなる。 


焦燥感と疲労がピークの中、課題は明確だった。

「メンバーが主体性を持ち、私がいなくても回るチームをどう作るか?」


しかし、多くのメンバーは「指示待ち文化」の中で育っていた。任せられることに喜ぶ者は3分の1、慎重派が3分の2。準備を重ねても計画通りにはいかず、試行錯誤の日々。


毎朝短時間のチームミーティングで進捗を確認し、1on1を通じて業務の枠を超えた本音が聞こえてくるようになった。組織図にはない人間関係の摩擦、本社とオペレーションセンター間の軋轢…。だが、話し合いを重ねることで理解が深まり、次第にチームの士気が上がっていく。


めちゃくちゃ大変だった。でも、今振り返ると楽しかったのかもしれない。あの時の仲間は、今でも「戦友」だと思っている。


教訓


✅ マネジャーがすべてを抱え込むのではなく、チームの主体性を育てることが何より重要。

✅ 1on1は、単なる業務報告ではなく、信頼と成長の場にできる。

✅ メンバーの自律性が高まれば、チームのエンゲージメントと成果も向上する。

 


私のように人生の大切なでき事や選択をふり返り、自分を知るために有効なツールが「人生の地図」です。どうぞご活用ください▼

 


自分の軌跡をふり返り、未来の可能性を広げる


キャリアの成功、社会的な評価、安定した生活。それでも「本当にこのままでいいのか?」とふと立ち止まる瞬間は誰にでもあります。そんなとき、自分の過去を客観的に振り返り、未来への指針を見つける手助けとなるのが「人生の地図」です。


 🛤 「人生の地図」とは?


人生をいくつかの発達段階に分け、それぞれの時期に経験した重要な出来事や選択をふり返るフレームワークです。これにより、自分の価値観や意思決定のパターンを可視化し、未来のキャリアや生き方の方向性を明確にすることができます。 


🌱 活用のメリット


✅ 自己理解の深化 – 何を大切にしてきたのか、どんな決断が今の自分を作っているのかを整理

✅ 人生の軌跡を俯瞰 – 成功体験や転機を振り返り、パターンを見つける

✅ 未来への道筋を明確化 – 「次に進むべき道はどこか?」を考えるヒントに

 

 


※ 有料エリアにてダウンロード可
※ 有料エリアにてダウンロード可


 ✍ 基本の使い方


1️⃣ 人生の段階(10代・20代・30代~)ごとに、重要な出来事を書き出す

2️⃣ その出来事が、自分の価値観やキャリアにどう影響したかを振り返る

3️⃣ 「最も充実していた時期」「最も悩んだ時期」などの共通点を探す

4️⃣ 今後のキャリアや生き方のために、取り入れるべき行動を考える 1on1ミーティングでは、部下の気づきを引き出し、成長を支援するために「人生の地図」を活用できます。


まずは自分自身の軌跡を整理することで、より深い対話や共感が生まれ、相手に対しても適切な問いかけができるようになるでしょう。 


さあ、あなたの人生の旅をふり返り、次の一歩を見つけてみませんか?

 

 

AI時代の1on1ミーティング──「持続的な対話の場」


AIが普及し、仕事はどんどん効率化されている。

企業も個人も、生産性向上の恩恵を受けている。 


でも、ここで疑問。「1on1に時間がない」と、まだ言い続けていませんか? 


AIがルーチン業務をこなし、マネジャーの手は空いたはず。ならば、もっと1on1に時間をかけられるはずなのに──なぜ? 


実は、ここに 落とし穴 がある。AIの導入が進むほど、「会話」が減っている。その結果、チームのつながりが弱まり、孤独を感じる人が増えているのです。 


会話の減少がもたらす、意外なリスク1on1を軽視するマネジャーは、何を見落としているのか?1on1をただの業務報告の時間と考えていませんか? 


もし、あなたの部下がこんなことを感じていたら? 

🔹 「どうせ1on1で話しても、意味がない」 

🔹 「指導ばかりで、話を聞いてもらえない」 

🔹 「結局、上司が決めたことをやるだけ」 


こうした状態が続くと、 部下は次第に心理的に離れていきます。離職率の上昇、モチベーション低下、チームワークの崩壊──これらは1on1の機能不全から始まるケースも少なくありません。 


1on1は、管理の時間ではなく持続的な対話の場1on1は、単なるマネジメントの場ではありません。継続的な対話が、組織の未来をつくるのです。 


研究によると、職場でのつながりを感じることで、

✅ エンゲージメントが向上し、離職率が低下する

✅ イノベーションが生まれやすくなる

✅ 自律的に考え、動けるチームが育つ 


逆に、孤独を感じるとどうなるか?やる気を失い、協力を避け、組織への貢献意欲が低下する。結果、パフォーマンスが落ち、チーム全体の生産性にも影響を及ぼす。 


AIは、業務を効率化することはできても、人のつながりを生み出すことはできません。 


だからこそ、 今、1on1による対話が必要なのです。ただの管理の時間ではなく、持続的な対話の場として。 


1on1の効果を最大化する「タイムライン参考例」1on1が ただの面談になってしまう原因 は、進め方にあるかもしれません。実は、 適切なフレームワークを知るだけで、1on1の質は大きく変わります。 


次のセクションでは、 1on1を有意義な対話の場に変える「タイムライン参考例」をご紹介します。 


📌 この流れを参考にしながら、Z世代の部下との1on1で対話の質を上げるためのヒントをつかんでいきましょう!

 

 

〜「気づき」を引き出す1on1の流れ〜


1on1ミーティングは、単なる進捗確認の場ではなく、「気づきを育てるプロセスです。


メンバーが成長し、自律的に考え、行動するためには、適切な「問いかけ」と「場づくり」が欠かせません。


🔹 5つのステップで「気づき」を果実に育てる 1on1ミーティングの流れを、「種まき」から「果実」へと成長するプロセスに例えました。会話をただの雑談で終わらせず、メンバーの学びや成長へとつなげる仕組みです。


🌱 種まき(前回の振り返り):「前回話したこと、どうなった?」

🌿 木を育てる(今回の課題):「何が課題?どう乗り越える?」

🌳 未来への種(目標設定):「次の1on1までに挑戦したいことは?」

🍏 果実(気づき):「今日の学びや発見は?」


この流れを意識することで、メンバーが受け身にならず、主体的に考え、行動できる1on1へと変わります。

 


※ 有料エリアにてダウンロード可
※ 有料エリアにてダウンロード可


🔹「タイムライン参考例を活用するポイント


無料エリアでは、1on1初心者でも実践しやすいよう、「気づき」を育てる重要性をご紹介します。


さらに、有料エリアでは、アイスブレイクの重要性と「Z世代×リモートワーク」のケーススタディを通じて、具体的な会話の流れを詳しく解説。


1on1を話す場ではなく、気づきを生む場にするために、このタイムラインをぜひご活用してください。

 

 

信頼と成長を叶える2025年版 1on1ミーティング成功の秘訣」 は、単なる理論だけではなく、実践に直結するノウハウを提供するシリーズです。


無料エリアでは 1on1の基本概念を紹介し、有料エリアではさらに深掘りした内容に加え、新しい概念やスキルの実践方法を解説。


そして、有料エリア限定の特典として、最重要企画 「Ask Mr. Marple 」Q&Aコーナーもご利用いただけます!


📌 価格 単品購入:300円 / 1回(全6回)お得な有料マガジン版:1,500円(6回分)→ 300円×6回=1,800円相当 → 300円お得! 


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