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執筆者の写真原みどり

新入社員のトリセツ:新入社員の育成を通して、組織全体の成長につなげる - ゲストブログ企画

更新日:11月17日



新しい世代、新たなスタート。本ゲストブログでは、Z世代の新入社員の特性を活かし、彼らが活躍できる職場環境の構築を目指します。個々の価値観を尊重しながら、効果的なコミュニケーションと育成法をご紹介。新入社員と共に成長する企業文化を築きましょう。








はじめまして。tottiと申します。

昨年から新規事業で人事系サービスの開発を行っており、その中でHaraさんとご縁があり、今回ゲストという形で記事を書かせていただいております。

昨年まで人事についてど素人だった私ですが、どうぞ最後までお付き合いください。

 

 


はじめに

 

新入社員は組織にとって新たなエネルギー源で、今後、人手不足が深刻になる中で、企業が持続可能な経営を行っていく上で必要不可欠な存在です。

 

昨年、私の勤める会社にも新入社員が入社し、若手社員が中心となり新たな新入社員研修プログラムを作成し、研修を行いました。

本記事では、その様子を見て感じたことも踏まえ、今の時代の新入社員との関わり方についてまとめております。

 

 

 

新入社員である「Z世代」の特徴

 

今年の新入社員はご存じの通り「Z世代」と呼ばれている人がほとんどです。「Z世代」は1990年代半ばから2010年代初頭生まれた世代のことを指し、企業側から見ると、この先10年くらいは「Z世代」が新入社員として入社してくることになります。

 

彼らは生まれた時からインターネットが普及しており、ソーシャルネイティブな世代です。情報収集やコミュニケーション手段のメインはSNSで、リアルタイムで国内外の情報を知ることのできる環境だったこともあり、社会問題への関心が高く、また、多様な価値観に触れる機会が多い中で育ってきました。

 

個人的には、中学生のときにはすでにスマホがあり、ガラケーを触ったことがない、ということが衝撃でした。

 

 

 

「Z世代」の主な傾向

 

・SNSネイティブで目的別にSNSをうまく使い分けている

・マルチタスクが得意で、情報処理能力も高い

・多様性を受け入れる気持ちが強い

・自分らしさを大切にする

・仕事ではワークライフバランスを重視

・SDGsなど環境問題や社会課題に関心が高く、貢献思考も強い

・学校でのキャリア教育やキッザニア~インターンシップ体験を通して自分の将来像を持てている

 

一方で、スマホネイティブが故にPCを使い慣れていない、安定志向で受け身、競争心がない、タイパ重視で報告は基本チャットなど、ネガティブなイメージも特徴としてあげられています。

 

 


新入社員との関わり方

 

ここまで「Z世代」の特徴をまとめましたが、正直、私は「Z世代はこういう特徴があるから、こういう指導をしよう!」と一括りにした方針は良くないと感じています。(そもそも彼らはカテゴライズされることに抵抗感を持っています。)

 

世代として共通する特徴があることは確かなので、世代間のギャップを埋めるために、こうした特徴などを知っておくことは必要だと思いますが、本当に重要なのは、新入社員ひとりひとりの価値観を理解し、尊重することです。

 

 







 育成のポイント

 

・丁寧に正しく教えることで、納得感をもって仕事に向き合ってもらう

単なる指示だけでなく、仕事の目的や意味を説明し、納得感を持って仕事に向き合ってもらうことで、自身のモチベーションはどこにあるのか、を理解してもらいましょう。

 

・小さな目標設定による成功体験の積み重ねと適切なフィードバックで自信を持ってもらう

成長して欲しいと思うばかり、大きな目標を与えがちですが、まずは業務内の小さなことから達成してもらい、また積極的に褒めることで仕事に対して自信を持ってもらいましょう。

 

・自分のやり方を押し付けたりしない

「自分はこうやって成功してきた」は封印して、新入社員の意見に耳を傾けましょう。何が得意で、何が不得意なのか、を理解してアドバイスを行いましょう。

 

上記の「育成のポイント」には、いずれもコミュニケーションを通して相手を理解することが必要となります。あるアンケート調査によると新入社員の理想の上司像(2023年度調査)のトップは「気軽に相談しやすい」という結果だったそうで、彼らもオープンなコミュニケーションを上司・先輩に求めていることがわかります。

 

ちなみに、我が社ではメンター制度を導入したことで、新入社員がコミュニケーションを取りやすい環境を作りました。

 

まずは、日常の中で上司・先輩から話しかけてあげたり、メンター制度などを利用することで、コミュニケーションが取りやすい関係性を構築し、理解した上で、ひとりひとりに適した方法で成長を促してあげるのが良いのではないでしょうか。。

 

 

 

⚠ 注意点

 

・コミュニケーションを積極的に取ることは大切ですが、適度な距離感とプライベートの尊重は忘れないようにしましょう。

・対面だけではなく、デジタルツールも積極的に活用しましょう。

 

 

 

組織全体の成長

 

新入社員とのコミュニケーションは、上司・先輩にとっても大きな学びの機会となります。対話を通して、彼らから新しいテクノロジーやトレンドにつンドについて学ぶことができ、異なる世代間での価値観の違いへの理解をより深める機会となります。

 

コミュニケーションによる双方向の学びは、新入社員だけでなく、社員全体の成長・活躍を促し、イノベーション創出や組織全体の成長につながっていくことが期待されます。

 

実際に我が社でも新入社員研修を通して、若手社員のモチベーションアップや社内コミュニケーションの活性化などの効果が出ていると感じています。

 

 

まとめ

 

新入社員ひとりひとりと向き合い、コミュニケーションをとり、価値観を理解することは、新入社員の育成だけでなく、上司・先輩、その他の社員にも良い影響を与え、組織全体の成長を促す機会になるということをお伝えさえていただきました。

 

きっと企業それぞれにすでに決まった「新入社員のトリセツ」は存在しているかと思います。しかし、働く環境など、様々なことが激しく変化している時代の中、その時に合わせた「トリセツ」を新入社員と向き合いながら組織全体でアップデートしていくことが今後必要なのではないでしょうか。

 

 

 

 

”tottiさん、どうもありがとう💛 from Hara”

 

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