ダイアリー式メンタープログラムとは
ダイアリー式メンタープログラムは、人材と組織が共通のパーパスを持ち、その実現に
向けて歩んでいくことが重要な時代において、一人ひとりが行き詰まりを感じた際に、
職場の人間関係や課題解決、キャリア形成に対するメンターの支援を通じて、
人材の定着・確保・育成を促し、人材と組織のパーパス実現につなげるプログラムです。
ダイアリー式メンタープログラムの目的
ダイアリー式メンター
ケース
ダイアリー式メンタープログラムの
期待される成果
意欲が向上し、職場へ定着します
ビジネスパーソンは
自分にとっての目的や意義を見出せず
仕事に追われる日々に
行き詰まることがあります。
このような状態では
モチベーションが低下し
職場に定着できない可能性があります。
しかし、
ダイアリー式メンタープログラムを
受けることで
自分自身を客観的に見つめ直し
自己肯定感を高めることができますので
自分自身の能力や価値を再認識し
パーパス実現に向けた目標を
明確にすることができます。
その結果、
職務への意欲とパフォーマンスが向上し
職場に定着することができます。
業務上で成果が出せる
スキルが身につき、
キャリアデザインができます
ダイアリー式メンタープログラムでは、
行き詰まる原因となる業務上タスクの熟達と
課題解決に重点を置きます。
行き詰まり感を減らすために業務で
困っていること(課題)を解決するための
学習能力が向上するよう支援します。
また、必要に応じて長期的展望に立ち、
統合したキャリアデザインを作成します。
人材の効果的な育成を可能にし、
有能な人材の確保、定着から
従業員エンゲージメントの向上、
組織のパーパス実現へと繋がります。
ダイアリー式メンタープログラムの対象者(メンティ)
「最近行き詰まりを
感じている」あるいは
「もうすでに行き詰って
しまったと思われる」社員
現在ハイパーフォーマーで
将来リーダー、管理職に
なってもらいたい社員
新任管理職 中間管理職
自ら手を上げた社員
ダイアリー(日記)について
ダイアリー(日記)の意味
その日の出来事を振り返り、自ら内省するきっかけとなります。
書くことにより頭の中が整理でき、
自分をありのままに見る練習になります。
記録として残るので読み返しながら時間をかけて自分の内面も
行動パターンも知ることができ、変容へとつながります。
自分と向き合うのはメンティにとっては非常につらい作業です。
目の前のメンティだけではありません。
人間にとって容易いことではありません。
ダイアリーをつける作業は自分と向き合うことを
後押ししてくれるツールになると私は考えます。
個人差はありますが、ダイアリーを始めてから80日目辺りから、
メンティのダイアリーに変化が見られます。
ダイアリーをつけることも、自分自身を客観的に見つめることも、
安定してできるようになり、
気づきも多く洞察も深くなっていきます。
ダイアリー記入は「セルフコーチング」につながる
皆さんはダイアリーとふり返りコメントを書くことを通して
自分自身のいろいろな面にも触れ、
興味や関心を持つようになるでしょう。
一番の自分の観察者であり、研究者になるかもしれません。
自ずと前向きに客観的に自分自身を捉える
セルフコーチングをし始めるでしょう。
他人には話したくないとても個人的な問題や自分のペースで
主体的に進めたいケースにも自身をコーチし始めるでしょう。
セルフコーチングは、コーチングのスキルを練習して
上達する安全な方法でもあります。
セルフコーチングができるようになれば、ポジティブに他者へ
コーチングできるようになるでしょう。
ダイアリー式メンター
トレーニングプログラムの流れ
01
事前ヒアリング
02
「確認書」などの説明・締結
03
面談実施(6回)
04
事後報告
状況・目的の把握、可否判断
ルール・注意点などの確認
目的に合わせ実施(40~60分)
日常は以下のことを実施
・メンティ:ダイアリー(日記)を毎日入力
・メンティ:1回/週、ダイアリーをメンターに送信
・メンター:ダイアリーにコメントして返信
本人同意の範囲で報告
※1 原則6回から12回まで実施(6ヶ月~12ヶ月)
ダイアリー式メンター
ケース
#1
ケースタイトル:
職場環境の急激な変化の大きなストレスからの脱却
対象者:
製造業 管理部門部長 50代
メンタープログラム実施前:
外資系企業の買収による急激な職場環境になかなか適応できていなかった。日本企業で培われた価値観や仕事の進め方、コミュニケーション方法すべてが変化し、大きなストレスを抱えていた。
メンタープログラム実施後:
自分でストレスを感じている部分とその理由への理解が進んだ。直属の上司とのコミュニケーションが改善され、仕事の進め方を見直し、身心ともにゆとりが出て周囲との人間関係も改善。ライフ/キャリアプランも作成。
#2
ケースタイトル:
初めての転職と管理職昇進による強過ぎる気負いの解消
対象者:
流通業 営業本部マネジャー 40代
メンタープログラム実施前:
真面目で几帳面、丁寧な仕事のやり方と前職の企業文化/仕事の進め方を成功パターンと信じ、そのまま良しとして継続していた。マネジャーとスタッフの違いに気づかず、同時に強く気負ったため、多くのことが空回りした。
メンタープログラム実施後:
変化と自分が対応できていない点を理解し、変化を前向きに受け容れるようになった。共に仕事を進めるうちに周囲に受け入れられ、前職の企業文化/仕事の進め方を現在にうまく活用できるようになり、自信が回復した。
#3
ケースタイトル:
育児短時間勤務制度利用中の他部署異動
対象者:
製造業 管理部門主任 30代
メンタープログラム実施前:
時短勤務中、他部署へ異動し仕事内容を補助的なものと感じてモチベーションが低下。異動先ではコミュニケーションが取れず人間関係に馴染めないため孤立感と漠然とした不安感を持っていた。
メンタープログラム実施後:
自ら補助的な仕事とは思い込みであると気づき修正。人間関係も改善し「今後モチベーションを上げて働き続けたい」と前向きな意思を発した。時短勤務終了後のキャリアプランも作成した。
#4
ケースタイトル:
評価を怖れ管理職にはなりたくない人が管理職志望へ
対象者:
サービス業 営業本部主任 30代
メンタープログラム実施前:
ハイパフォーマーではあるが、一人で仕事を進めることを好むタイプで複数人で進める必要のある場合は相手を選んでいた。周囲からの評価には敏感であるが、管理職への昇進には無関心だった。
メンタープログラム実施後:
失敗や評価に対する過剰な反応と、管理職にならないデメリットに気づき、自分で思い込んでいたことを理解した。自分も人から頼られたり感謝されたりすることに喜びを感じることに気づき、管理職に前向きになった。
ご注意事項
本プログラムは法人対象となります。
疾病の治療を目的としておりません。精神科・神経科・心療内科へ通院中の方は必ず担当医にご相談ください。